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おひさしぶりでs

この言葉を書くの何度目だろう……

というわけでお久しぶりです。そろそろ桜の咲く季節(こちらはもうちょっと先そうですが)、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
……いやいやいや、前回の記事が10月って……ほぼ半年前じゃん……
いや、更新はちょこちょこしてたんですよ。更新履歴見たらわかりますが。っていうかクリスマス漫画とか描いて自分なにやってんのって……この時期一番勉強しんどかったはずなんだけどな。おかしーな。

さてさて、先月末に国試を終え、つい先日卒業式も終え、結果発表を待つのみとなりました。多分大丈夫だと思うけどやっぱりハッキリするまでは不安ですよね。

その合間を縫って卒業旅行?として東京に行って参りました。わーい初東京。卒業旅行というかオフ会じゃね?というツッコミが脳裏をよぎりましたがまぁそれはともかく。
フォロワーさん数人と遊んでいただきました。色んな所に行ったしめっちゃ喋ったしすごく中華充した。東京は何もかも規模が違いすぎるよ……
数年来ネット中を探し求めていた封神榜トランプをGETしたり、これまた数年来探していた中古CD見つけたり、バラ売りしてくれないかなーと思ってた本がちょうど欲しい巻だけバラで売ってたり、全日お天気に恵まれていたりとなんか幸運だらけで今年の幸運使い果たしたのでは……!?と危惧しております。この思い出を胸に強く生きるよ……

あ、今回の旅行で江戸東京博物館の特別展「江戸と北京-18世紀の都市と暮らし-」行ってきたんですけど、ガチで北京と江戸半々(若干北京が多かったかも?)ですごく…よかったです……
皇帝の誕生祝いの記録絵、当時の家再現、衣服小物商売道具看板おもちゃ等等、民の暮らしがわかるようなものがいっぱいで。覚えきれないから図録買っちゃったよ。
哪吒くんがいるとの情報があったので気をつけて見てたんですが童帽の裏側に刺繍されたものでした。さすが子供の守り神というか少年神というか。扳指(清代貴族男子御用達サムリング)とか長命鎖(子供の首にかける錠前型ネックレス)とか圧勝銭(魔除けや幸福祈願用の銭)とかあって大歓喜(このあたりに目がない)。
八仙いないかなーと目を皿のようにして見て回ってたら最後の最後に木製の八仙をあしらった如意を見つけて思わず笑顔。この木彫八仙如意、寿老人と八仙がモチーフなんですが、寿老人のサイドに配されているのが漢鍾離と韓湘子で。漢鍾離はわかるけどなんで韓湘子なんだよ……!? その下にいる李鉄拐・呂洞賓の方がよっぽどふさわしいじゃん! ってツッコみました。なんででしょうね。地方によって組み合わせが変わる……とかはないだろうし。職人さんがよくわからずに適当に配置したとかですかねみたいな結論になってるのですがどうなんでしょう。
ミュージアムショップも兵馬俑展並に凶器でしたし(ここで封神榜トランプ買った。買い占めたからもうないかも)すごくよかったです(小並感)

これからどうなるかは本当自分にもわからないのですが、ダラダラとでも活動続けていけたらいいなーと思ってます。
というかプロットとかネームとか途中で止まってるのいくつかあるからこれ回収しきらないと死んでも死にきれないんだぜ。ぼちぼちやりますわ。

呂祖誕!

今日は2013年5月23日、陰暦では4月14日。さて、何の日でしょう。……答えがすでにタイトルになってますけど。
八仙が一人、呂祖こと呂洞賓の誕生日です。
絵付きなので詳細は続きから。

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西遊記読んでる

気づいたら春休みが終わりかけている……!
特に何をしたでもないので余計ヤバイ。あんなに時間あったのに……
2月に下宿にいた頃は、色々な所へ行ってそれなりに充実してたのですが……実家帰ってからというもの、ひたすら『西遊記』を読んで(それとは関係ないことを)検索しまくってた記憶しかねぇ……ここ数日ちょろっとお絵かきしたけど、オリジナルな上デザインすら模索中な感じですのでサイトにうpできそうなものがない……
『西遊記』は中国四大奇書の一つに数えられ、神魔小説という神仙や妖怪が登場するジャンルでもトップクラスであり、元祖でもある作品なんですよね。多分。
中国の神仙に興味があって、『封神演義』や『東遊記』などの神魔小説を読んでると、やっぱり『西遊記』を知らないと色々と不便だったので、せっかく休みで時間もあるんだし……いつ読むの? 今でしょ!
児童向けの訳本を2回ほど読んで挫折しているので、今回こそ挫折しないよう読みやすく値段も高くない児童書にしようかと思ったのですが、訳本の比較レビューを読んでいるとどうも岩波文庫版か平凡社版の完訳がいいらしいという。平凡社のやつは……まあよく図書館においてある、でかくて分厚いアレだと思うのですが、絶版だし置く所ないし……ということで、岩波文庫版を。完訳で注釈つきだから仕方ないけども、文庫本にしては一冊が少々高いい(そこまで厚いわけでもないのに900円×10冊)。図書館で借りようかと思ったのですが、近くの図書館に置いてないので結局買いました。いいもん、後で資料として役立ちそうだし……
実際読んでみると、完訳ですけどかなり読みやすいです、この訳。そりゃ元の話の問題もあるので、きっと日本人の感覚における面白さとしては翻案モノには負けるでしょうが(西遊記に三国志や水滸伝、封神演義みたいな翻案作品があるのかどうか知らないけど)、岩波訳『失楽園』と比べたら格段に読みやすい(あれすごく読みづらくて挫折しっぱなし)。世の中の評価どおりなかなかの良訳。
以下、読んで思ったことを適当にちょっとだけ書いてみる。きちんと調べたわけでも、丁寧に読み込んだわけでもないので変なこと書いてるかもしれない。
何となく子供向け、みたいなイメージがあるかもしれないですが、実際は全然そんなことないです。むしろコレそのまんまじゃ子供に見せられないよ(色々な意味で)。
やっぱり長い時間かけて講談やら雑劇やらで培われてきたものをまとめたものだからか、何人もの執筆者の手にかかってきたものだからか、よくできてます。よく考えたら下凡とか数々の試練(ハニトラ含む)とか、神魔小説の典型的なパターンなんだけども、マンネリ感少ないし。たったひとつの単語や詩にも深い意味がこめられていたり、回数にも深い意図があったりして、中々よく考えられているようだし。流石四大奇書に数えられるだけある。時々変な部分あるけど。執筆者が一人じゃないから仕方ない。世の中にはもっと酷いのもあるし(ボソ
中国の神仙に興味があるので、道教モノならいいけど仏教モノだしなぁ……と思ってたのですが(別に仏教が嫌いなわけじゃないが)、表面的には仏教なんだけどそこはかとなく道教なんで、思ったほどでもないです。普通に神仙出てくるし。
孫悟空って思ったよりマトモなんだね……強いし頭もいいし、人気あるのも判る気がする。むしろ猪八戒ェ……って感じだけど、彼も彼で憎めないキャラだし。三蔵法師は本当にこの人高僧?て思うことも多々あるけど(おい)このキャラだからこそみんながついてくるんだろうな。取教メンバーの中では沙悟浄が一番マトモな気がする。思ったより活躍少ないけど、仲裁役でもあるし大事な役回り。
まだ途中なので(確か今第75回くらいだったか)できれば春休み中に読み終わって、この間入手した封神演義抄訳版(日本で一番良質で無難な訳といわれる)にさっさととりかかりたい。面白いんだけど、やっぱり一回がちょっと長いんだよね。元がそういうもんなので仕方ないけど。


今回西遊記完訳版読んで思ったけど、やっぱり最初に読む作品(訳、アレンジ含む)って大事。
せっかくなのでこの勢いで思ってることを書いてみようと思います。脱線して、封神演義の訳についての話になります。何回目だよ。
安能版・WJ版が好きな方がご覧になったら不快に思うかもしれませんのでたたんでおきます。それ以外認めないと思う方はご覧にならないほうが身のためです。決して否定してるわけではないのですが。
もし興味があれば続きからどうぞ。

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春節

春節好!

「春節好! 今年もいい年になるといいわね!」


というわけで春節おめでとうございます。
春節というのはいわゆる旧正月です。今年は今日なんですってよ奥さん。
本当は日付が変わった頃に投下したかったのですが、何を勘違いしたのか明後日あたりだと思って……(遠い目 別件の期日と混ざったんだろうな……
幸い絵は仕上げ以外終わっていたので、何とか今日中にあげることができました。危ない危ない。


「新年快楽」とは、中国語で「あけましておめでとう」みたいな意味らしいです。「新年好」も同じような意味らしいですが、こちらは少々くだけた表現だそう。
春節ということで、いつもよりちょっと豪華な(本当にちょっとだけ)衣装の何仙姑です。
一応説明しておくと、彼女は日本では知名度がアレですが中国では有名で人気がある仙人グループ・八仙の紅一点です。
八仙は日本でいう七福神みたいなもので(怪しいけど、七福神の起源は八仙だという説もある)、老若男女様々な姿の仙人達で構成されています。
八仙の象徴というか、彼らが所持する神通力を秘めた法器を『暗八仙』というのですが、彼女のそれが蓮ということで、頭の上に乗せているのも蓮です。
最初は春節ということで牡丹あたりにしようと思ったんですが、それだと誰だか判らなくなりそうだったので、途中で蓮にしました。もう少し大きくてもよかったかもしれない。
襟の雷紋、背景の寿字は、借りようにもいい素材が見つからなかったので自作しました。
もちろんイラレなんて持ってないのでInkscapeで。パスの切り抜きという技法を知って、ちょっと使い方が判ってきたような。
何もなしで思いつくほどいいセンスを持ってないので、この間購入した中国の図案集を参考にして作成。
需要があれば素材として配布してもいいけど……果たして需要あるだろうか……
判りづらいですが、和紙テクスチャを全体にかけています。さすがにこれは自作できなかったので(和紙買ってきてスキャンしてもよかったけど、時間が(ry )お借りしました。例によってpixivからです。
◆フリー素材・和紙風テクスチャ詰め合わせ6 [pixiv]


次回の更新でもうちょっと大きいサイズのものをサイトにうpできたらいいな……って、次回更新っていつだよ……
イラストがちょっと溜まってるので、そろそろ更新したいです。っていうかあとHTML打つだけなんだ。それが面倒でできてないんですけどね(おい
というわけで、今回はこの辺で。
皆様にとって今年がよい年となりますように……(今年二回目

ついに東遊記買った

とうとう、幻の迷訳『東遊記』(エリート社版)手に入れました!
以前から私が誰か訳出せだの何だの言ってた、八仙の活躍を描いた中国明代の神魔小説です。『西遊記』に便乗して作られたアレ。
絶版だったので仕方なく密林で中古買いましたよ。しかし希少価値が高かったのか、値上がりしてまして、最初買おうと思った時には原価の3倍……購入時はちょっと下がってたんですけど、それでも高かったです……(´Д⊂グスン
全部読んだんじゃなくて、気になってたところをちょこちょこ読んだだけですが、やっぱりネットで収集した情報には書いてないことがたくさんありました。性格なんか特に読んでみないとよくわからないですしね。個人的には何仙姑が案外武闘派なのにビビった。
しかしこれを全部訳すのは骨が折れるだろう……こっそり拙い訳うpしてたりするんですが、この文章量は無理だ。Wikipedia編集に使う資料用に訳したりはしていくつもりだけど、専門でもないし、全部は到底無理。誰か訳して……! 訳してもまた絶版になりそうだけど……平凡社あたりでも……
もしくはゲーム会社が目をつけて、訳を出した後ゲーム発売!とかやってくれないかな。某封神みたいに。
でも封神演義みたいに作品だけが有名になって、間違った知識が広まり原典がおろそかになるのも嫌なので、下手に作品化してほしくないのもあります。何しろ検索にひっかからなくなるから。
しかしあの最後の漫画(連環画?ただの漫画?)、訳がチグハグで読んでるとめまいしてくるんだけど、何なんだアレは……デザの参考にしかならん……

蟠桃会!

今日は3/3ですね!
3/3は雛祭り……もそうですが、西王母の誕生日です。彼女の生誕祭――蟠桃会が行われる日でもあるのです。
……ていうかこっちが元ネタなんですけどね、確か。
てわけで手抜きイラスト描いたので、載せてみます。

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